新手の衣装!?




〜ホワイトランドを救え!〜

突然ホワイトランドに「エンプレス」の来襲警報が出された。
相手は、五感を失ったおぞましい姿の女帝である。

エンプレス:この国はこの私がいただく!!
そういうと、たちまちホワイトランドの上空が暗雲に覆われた。

ヘンリー:・・・。なんか嫌な予感がする・・・ポエットを呼んでこなければ。
その暗雲をみたヘンリー王子はポエットをつれて外へ行くと、
そこにはエンプレスの姿があった。

エンプレス:愚かな天の民よ、我の前に膝間づくが良い!
そう言って、エンプレスは闇の魔法を撃ち、ホワイトランドを攻撃し始めた。

ヘンリー:やめろ!!!
ヘンリーはエンプレスに報復を加えるが、ヘンリーの攻撃は全く相手に
効いていない。

エンプレス:ホーホッホッホッ、その程度!?

ポエット:このままでは乗っ取られてしまうよ〜
ポエットはその場で泣き出した。

ヘンリー:う〜ん、このままではやられる、
何か方法はないのか・・・?


・・・と考えるうちにヘンリーは何かにひらめいた。
どうやら、エンプレスに対して、ポエットを同じ女帝姿を見せて怯ませて
食い止めようとする作戦であった。


ヘンリー:そうだ!ポエット!僕の魔法で女帝になって!
ポエット:ええっ!?

そういうと、ヘンリーはポエットに対して魔法をかけた。
ポエットはたちまち女帝の姿へと変貌を遂げた。


エンプレス:それが女帝!?笑わせてくれる、
そんなもの、女帝とは言わないのよ!!



エンプレスは怯まず引き続き罵り続け、攻撃の手を止めない。
・・・とふとポエットがこんな事を口にした。


ポエット:う〜ん、私のように可愛いだけでなく、何か色気のある人がいれば・・・


この言葉に、ヘンリー王子は何かに閃いた!


ヘンリー:そうだ、「あの子」だ!あの子なら
エンプレスも怯むはずだ!
おりしも、彼女はHELLグループだから尚更だ!


そういうと、ヘンリーは福岡(人間界)に帰省していたミルクに緊急連絡を入れた。
ヘンリーの言葉を聞き、ミルクはあわててホワイトランドへとやってきたのであった。


ミルク:いきなり呼び出して一体なんなの!?・・・っていつものホワイトランドとは
様子が違う・・・!?

ヘンリー:エンプレスと名乗る者が襲ってきてこの世界の危機が訪れようとしているんだ!
ミルク:Σ何ですって!?(・・・って待てよ、この人知っている、ナイトと
カウント・テンに連絡を入れて連れて帰ってもらわないと・・・。)

案の定、同じHELLグループに所属しているミルクはエンプレスの事を知っているようだ。
事の事態を理解したミルクはナイト達へ連絡を入れた後、ヘンリーに訪ねた。

ミルク:わかったわ。要するに(この国を)守れば良いのね?
どうすればいいの!?
ヘンリー:あんたを女帝の姿にするけど、いいかな?
ミルク:女帝だって!?


ヘンリーはミルクに対して魔法をかけると、ミルクはポエットと同じく、女帝の姿へ
変身した。その姿は可愛いだけでなく、色気も放っている。

エンプレス:Σややっ、わっ、私と同じ美貌を持つ者が!?
この光景を見たエンプレスは思わず怯んでしまった。
この間に、ナイトとカウント・テンがやってきて、エンプレスを捕らえて連行した。


ナイト:エンプレス、お前がこの世界に来るべき場所ではない!ほれ行くぞ!
エンプレス:おのれ〜抜かったわ、まさかお前が来るとは思わなk
カウント・テン:黙ってついてこい!


ナイト達がエンプレスを連れ去ると、ホワイトランドを覆っていた暗雲はなくなった。
どうやら、ホワイトランドの危機は去ったようである。


ミルク&ポエット&ヘンリー:やったぁ!!


と同時に脇から拍手が聞こえてきて、虹や風船やシャボン玉が飛んできて3人を祝福する。

ヘンリー:・・・・。せっかくだからこの期を機会に、記念撮影でもしない?
(ホワイトランド防衛記念に。)
ミルク:おっ、いいねぇ〜、この服、一度は着てみたかったのよね〜☆
それを聞くとししゃもとスウィーツがどこからともなくやってきた。

ミルク:うふふっ、この子達も記念撮影に入りたいみたいだね。
ミルクはししゃもとスウィーツを抱きかかえた。
ポエット:でも、どうやって記念撮影を取るの?
ヘンリー:それは、僕におまかせ!!

そういうと、ヘンリーは魔法をかけ、ししゃもを王子様の姿にかえたあと、
ミルクをハート形のピンク色の風船に閉じ込めてしまった。

ミルク:Σわっ、私今風船の中!?窒息とかしないでしょうね!?
ヘンリー:心配しないで。基本的にこの世界のシャボン玉と同じだよ。
とヘンリーがミルクを包んでいる風船のひもを握った。すると風船は空高く
浮かびだしたのであった。

ヘンリー:ポエットもおいでよ、風船に掴まって!
ポエットが風船に掴まったあと、さらにヘンリーは魔法をかけて自分とポエットを
シャボン玉に包みこんだ。

こうして、記念撮影が行われた。(上の絵)
後日、福岡に戻ってきたミルクは、リサにこの事を話した。
突発的な事に驚いたが、この上なく幸せだった経験であった。

〜終〜

・・・とまぁ、今回もかなりカオス的な絵になってしまったorz
というのも、弐寺(女帝)のハリボテに描いてあった女の子の来ている衣装が
可愛かったので、思わずミルクちゃんにも着せてしまった。
こう、「可愛い&セクシー」系が両立するキャラクターにとって、
女帝衣装は似合うのではないのか?と思って。
今回は共同作戦だったが、また違う機会ではどアップで描いてみたいものだ。
因みにエンプレスとは、今作17の隠し曲「メタリックオペラ」のキャラクターであり、
ナイトやカウント・テンと同じアーティストが曲の制作をした。

ミルクはポエットとヘンリーの魔法で風船の中に包まれていて、
その風船をもつ2人はそれぞれシャボン玉の中へ。
ミルクとポエットが女帝に変身し、ししゃもとヘンリーが王様気分になっている。
・・・にしても、ヘンリーってこんなに可愛かったっけ!?

2009/07/19