ある日、ハニーは探し物をしていた。
ハニー：誰かー！！私の「エーゲの衣装」と「ダイヤの衣装(13のエントリーカード)」
知らない！？

そこへリュータが一言。

リュータ：知らねーよ、それよりも「ピチ丼(リュータの手の上に乗っている丼)」食うか？
ハニー：いや、今はいらない。ってかそんな暇無いでしょ！！

ハニーは大慌てだった。
リュータ：う〜ん、その衣装ってどんなのだ？場合によってはミルクが持ち出している
かもしれないぞ？(「ド派手な衣装を着てみたい」とあいつ前に言っていたし・・・)

するとハニーは狂ったような勢いでリュータの襟首を掴んだ。

ハニー：それは本当か！！

リュータ：ええっ、まぁ・・・。

ハニー：うおおおお、待ってろミルク！！！絶対許さないわよ！！！！
と言いながらハニーはリュータを掴んでいる襟首を放すと狂気じみた気迫で
走りながら去っていった。

リュータ：(汗)(ってかさぁ、ミルクの居場所知らないんじゃないの、あいつ？)

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ハニーは福岡にやってきた。ミルクの出身地が福岡と知っていて、
ミルクはそこにいるんじゃないのかと思ったのであった。
だが、そこにはミルクはいなかった。

ハニー：ちくしょおおおおお！！奴はどこだ！！


Mr.KK：何だ何だ、騒がしいぞおい、一体何がどうしたというのだ！？

ハニーの絶叫を聞いて、Mr.KKが出てきたのであった。
Mr.KKは、ハニーに何があったのかを訪ねると、ハニーはMr.KKに事情を説明した。

Mr.KK：なんだ、そういう事か(笑)・・・お前さんの探している衣装はミルクと
ポエットが持っていったようだぜ。
ハニー：何だって！？ミルクはともかく何でポエットちゃんまで！？
Mr.KK：いやさぁ、お前の衣装、なんだか魅力的なようで２人がハニーの衣装を
着てみたいとMZDに申したみたいで、許可を取って持っていったらしいぜ。
ハニー：(私に無断で衣装貸し出しの許可を取るとかいい度胸だ！)

ハニーの声には怒りの感情がこもっている状態であるが、Mr.KKは更に言葉を続けた。
Mr.KK：お前、自分の家に届いていた手紙、見ていないだろ？そこにちゃんと
MZDからハニーの衣装を借りた趣旨が書かれているはずだぜ？
ハニー：(え？手紙？？)・・・。わかったわ。じゃあ、２人はどこなの？
Mr.KK：それがまた「ホワイトランド」で友達も連れて仮想大会(某テレビ番組の
「仮装大賞」の用なもの)を開いているらしいぜ。
因みに、俺は用心棒で雇われたから、そこへ行く方法を知っているのだが、どうだ、行くか？
ハニー：行くに決まっているでしょ！！
(覚えてらっしゃい、美貌を得るのは私ってことを！！)
Mr.KK：わかった。じゃ、俺についてこい。(てかお前は男だろうが・・・。)

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〜ホワイトランド　劇場ホール〜

(舞踏室の規模は有名なコンサートホールに匹敵するほど豪華なもので、必要に応じて
オプション(演出)を出す事が出来る、世界でも選りすぐれた場所である。)

ミルクやポエットに呼ばれた人たちが何やら話をしている。

リサ：まさか私がここに来るとは思いもしなかったわ！素敵な所じゃない。
フィリ：待て、そなたは何度も舞台にたった事はあるだろう？？
リサ：そうだけど、こんな素敵な舞台は初めてじゃない！ああっ、早くたって
みたくてウズウズするわ〜！！
フィリ：ふふふ・・・乙女の純情ってもんだな(微笑)

そのとき、ステージの幕が開いてショータイムが始まった。
ヘンリー王子：第１７回、仮装大賞をここに開催する！
出始めに、プログラム１番、「魅せられて」！！

ヘンリー王子がそういうと、背景が何やら美しい風景に変わった。
・・・と同時に、下から大量のシャボン玉が浮かび上がった。

ソラ：シャボン玉か・・・。一体なんだろう？
さらさ：(ドキドキ・・・何が始まるのだろうね？？)

と「魅せられて」の音楽が聞こえてくる中、下から水の泡に包まれたハニーの
エーゲの衣装を着たポエットが現れた。

ユーリ：ポ、ポエット！？
フィリ：そんな馬鹿な・・・まさかハニーの奴がこういう衣装を着るとは・・・
いやいや、そうじゃなくて、何と可愛らしくて素敵なんだ・・・！

ポエットは泡の中で腕を組みながら歌いだした。歌っている途中、軽く浮いたり
左右に移動してみる仕草をみせながら、笑顔を振りまいた。


ユーリ：おおおおっ！！か、可愛すぎる！！！！
アッシュ：いいぞ！もっと派手なのを行くっス！

とふとポエットの衣装の中心部分がもぞもぞ動いているのをスマイルが気づいた。

スマイル：・・・？ポエットの来ている衣装の中に誰かいるような気がしたぞ？
アッシュ：え？？

そういうと、ポエットは腕組みを外して身につけているマントをゆっくり広げた。
果たして、ポエットの衣装の中にいたのは・・・？

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